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    Author:魅月
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回顧記録4

2005年10月19日[11:01:30]
前日の夜に来た主治医から「明日のレントゲンとエコーの状態が良かったら、左足の管も抜けるから」って言い渡される。
やった~って思う気持ちと、遂に来たかって両極端な複雑な気持ち。ほら、右足でもう痛さを知ってるから、素直に喜べない。
午前中から毎朝恒例のレントゲンを撮られてエコーも撮られる。ちなみに、心電図も24時間採りっぱなしなので、あたしの身体からは色んな線が出てる。(笑
もうね、動く度に、あちこちに線があるから大変で。右足が動かせるようになってからあたしがごそごそ動くので「あ~っ、待って待ってっ!」って看護士さんにしょっちゅう止められてました。おまけにあたし、テープかぶれを簡単にするもので、点滴止めるテープにはかぶれるわ、心電図のテープにはかぶれるわ。
で。
検査の結果次第って言ってた割には午後を過ぎても何も言ってこないから、もう今日は抜かないのかな~なんて安心してたら、夜になって来ましたよ、あいつが‥。
すんごいにこにこしながら来んのよ、また‥。
「じゃぁ、抜きましょうか」ってさ。
「何でそうやって、いっつも突然なのさっ。心の準備ってもんがあるだろうに、ちゃんと予告してから来てよっ」
って言うあたしの意見なんてお構い無しに、さっさと準備を始めてる。
「そんなのしなくても、一瞬だから」
いや、違うからっ。
「だってそんなの、人事やから言えるんやろっ。じゃぁ聞くけど、先生はカテーテル入れたことあんのっ?動脈注射したことあんのっ?」
「ないよ。逆に、そんなの何度も入れたことあるような医者、嫌でしょ」
・・・・・・。ほんっとに憎たらしい奴よね、あんた。って思いましたわよね。
「痛み止めしてくれますよね?」
「あぁじゃぁ、しとこうか」
『じゃぁ』じゃねぇよ、『じゃぁ』じゃっ。痛いんだよ、マジでっ!
この日担当だったTさんが、笑みを浮かべながら痛み止めを持ってくる。
「頑張ろうね~」
頑張れるかよ。左足に入ってるの、こないだ抜いたのよりもずっと長いのも太いのも聞かされてる。こないだのよりずっと痛いの、判り切ってんじゃん。
ベッドサイドの柵をぎゅっと握り締めて、右足立てて、心の準備してるつもりでも、やっぱり怖い。
「ちょっとチクチクするけど、じっとしててね~」
「痛いよっ」
「また抜いてないから。糸切ってるだけ」
つぅか、糸切ってるのもそこら辺触ってるのも、全部痛いのよっ。
「じゃぁ行くよ~」
「待って、ちょっとだけほんとに待って」
先生が忙しいのも、待っても仕方ないのも判ってても、それでもやっぱり心の準備なんてできない。
「一瞬だから」
って言葉と共に足元でごそごそしてるのが判る。
それと共に突然来た激痛。
「!!!!!!!」
何か叫んだと思うけど、もう余りの痛さで何叫んだのか覚えてない。
剃刀で思い切り何十cmか切られたような熱さと、何かを思い切り吸い出されるような痛さ。考えるより何より、真っ先に涙が出た。
「ほら抜けた~。すぐだったでしょ」
『すぐ』じゃねぇよ。
「じゃぁ、次抜くからね~」
「いや、ちょっと待ってよっ!」
ちょっとは休ませろやっ!とかって軽くマジ切れしそうになりながら。
「一番痛いの抜いたから、後はもう楽だから」
‥‥‥え~っと。少なくとも、『楽』ではありえませんよね。
「本気で痛いんだから、少しはこっちの事も考えてよっ」
「大丈夫大丈夫。ほんとにすぐだから」
「だから待っ‥」
って言ってる間に、お約束のように抜きやがりましたよ、またしても。
「ったいってっ!!」
そりゃ確かに、1本目ほどの痛さじゃないにしても、それでも痛いわよっ。
「それでね、魅月さん‥」
右足の時と同じく、左足も管抜いた後をきっちり固定される。そりゃ、動脈に刺してた管抜いたんだから、その後血管が塞がるまではがっちり固定だわな。で、その処置も終わった頃の主治医の呼びかけに、嫌な予感がしまくる。
「動脈の管抜いたから、手首からライン採りたいんですよ」
はぁぁぁぁ?なら、抜くなやっ!
「いや、手首ってっ!絶対痛いですよねっ?!」
ここに来て早々、肘の内側にやられた痛みが蘇る。
また、あたしの言葉なんてまるっきり放置で準備が進められる。さっさと左手取られてイソジンが塗られる。
「ま、待ってっ。待ってっ!」
「じゃぁ危ないからじっとしててね~」
いや、じっとしててじゃねぇだろ、お前っ!
ってあたしを余所に、さっさと始めやがったよ。
「いったいってばっ!」
右手で柵を握り締めてても右足突っ張ってても、それでも痛い。
かなり長い間ぐりぐりしてたけど、やっぱりダメだったらしい。
「ダメか」
その一言で針が抜かれる。痛みが終わったことに、ちょっとほっとしてる間もなく、「じゃぁ、右でやってみよう」って鬼のような言葉が。
「はぁぁぁっ?!」
すぐに右手首にもイソジンが塗られて、次の針が用意される。「じゃぁ行くよ~」
あのな、事務的作業かよ。
同じようにぐりぐりされましたが、やっぱりこっちもダメでした。
入院して5日経ったここにきても、またまともに食事が採れてない現状で、あたしの血管はまだダメだったらしい。
だってね、寝たままでご飯食べるって、結構大変なのよっ。せいぜい、朝食に出るお味噌汁をストローで飲むくらいだよっ。それでも、このくらいになってくると、1割くらいは食べられるようになってたのよ?
血圧も、上げる薬使わなくても80台くらいで落ち着くようになってきてたし。
両手首ともダメだったため、先生も諦める。
諦めた先生と、ちょっとの間、雑談。
「病院に行く前にね~、月曜日くらいから眩暈があって、これって動悸?ってのを初めて体験しました~。したらその内、息切れが出始めて~」って言ってると、さっくりと「普通の風邪で、動悸とか息切れなんてありえないから」って言われました。「それはね、もう心不全起こしてたんだよ」って。‥‥え~っと。心不全って‥。そんな身近に心不全って起こるもんだったんですかっ?!とか。
「魅月さんの場合、ここに来た時点で完全に心不全起こしてる状態でしたね。だから肺にも水が結構溜まってたし。おしっこも出にくくなってたはずでしょう。だから今、水分出す薬を使って身体の中に溜まった水分を出すようにしてるでしょ」
あぁ、なるほど。言われてみれば、確かにトイレに行く回数、一日1~2回になってたわ。トイレに行くのもしんどかったので、行かずに済んで助かる~って程度で気にもしてなかったけど。そんなことになってたのか、とか。
「よくそんな状態で家で我慢してたなぁって状態ですよね」
って言われましたが、知らないって凄いことだなぁと。
「今度からそんな症状が出たら、すぐに来て下さい」
「でも、来たらまた、カテーテル刺されるんでしょ?」
「勿論です」
「・・・・・・・」
行く気、なくなりますよね。
こんな痛い思いまたするくらいなら、素直に安楽死を望むわ。とは流石に言えませんでしたが、そのくらい、究極の選択だよ、と。
「で、管抜いたからと言って、すぐに動かないように」
こないだ、すぐに動こうとしたのを知られてるので、しっかりと釘を刺される。そんな、子供に確認するように言わなくても、ちゃんと守るわよ。もう右足だけでも動くんだから、勝手なこともしないってば。
そいでもって、お約束のように「Tさぁ~ん。管見せて~」って言ってみる。
持ってきてもらった管は、やっぱりこないだのとは比べ物にならなくて。太さも一回り太いし、長さは全く比じゃない。そりゃ、脚の付け根から心臓まで入れてたんだから予想はしてたけどさぁ。その管の横に、透明の筒状の物もみつける。あぁ、これがバルーンなんだ、って。
まじまじと眺めてると、片付けの終わったTさんがにこにこしながらやってくる。
「でも、抜けるまで早かったよね~」
早いのかどうなのか、あたしには他を知らないからよく判らない。
てか、いつものパターンとして、山場を通り越してから病院に来ただけなんじゃ‥とか思わなくもない。(笑
「これで明日から、起き上がること出来るね~」
って言われて、あ、そうか、と。両脚の管が抜けたってことは、脚を曲げることができる訳で、起き上がることが出来るようになるんだっ、と。
「先に言っとくけど、いきなり起きようとしないでね?ベッドを起こすとこから始めてね?」
右足の件があってから、やたらとみんなに釘を刺される。(笑
そんなに先走ったこと、あたしやってないつもりなのに。

取り合えず、この日最大の難関を突破した訳だ。
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